初めての探鳥　昭和29年新潟県瓢湖の白鳥

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1954年(昭和29年)初めての探鳥
初めてと言っても当時は今ほど狂っていた訳ではなく、雪が見たくて当て無しの雪国旅行でした、
行き先が決まっていないので降りる駅も決まらず、雪が降っている所で途中下車、撮影を終えたらまた
次の駅へなんて気楽な独り旅でした、乗ったのは青森行きの鈍行列車で乗客の会話が大阪弁から
次第にその地方の方言に変わって行くのが面白い、結局予定の途中下車は一度もせず、車内で見た
ポスターに新潟県の水原にある瓢湖に飛来している白鳥の話題が気になり何時間くらいかかったのか
車内で一泊、早朝水原着、所持金は7000円、これで車内を含めて二泊出来たのだから今の時代とは
大違い、初めて見るオオハクチョウですが今とは見る目も考える事も違い、撮影も作意的な事を念頭に
置くと、ここまで来てこの程度に不甲斐なさを感じていました、60年以上の歳月が過ぎ、今ではこれが
貴重な記録になりました。昭和29年3月18歳の思い出

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